膵臓専門医による私の膵嚢胞の所見
2016/12/15
近くのかかりつけ医で膵嚢胞が見つかり、すい臓専門医のところで検査をすることになりました。
(かかりつけ医で膵嚢胞発見した記事は、別記事:「胸部CT検査したら偶然「膵嚢胞」が発見された」に書いています。)
その病院は、乳がんの時に入院した総合病院なのですが、いつもの「乳腺外科」ではなく「消化器内科」へ行きました。まず初診の日は、「膵嚢胞」とは何かの説明と、かかりつけ医で検査したデータを、「すい臓専門医からの所見」として聞かせていただきました。
スポンサーリンク
膵臓専門医による私の膵嚢胞の所見と説明
- 膵嚢胞、2つあり。0.5cmと1cmである。
- 主膵管はきれいに通っているようなのでさしあたっての問題はない。
- 今のところ悪性のようには見えない。
- IPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍)であるかどうかを判断するため次回MRI検査予約を入れる。
- IPMNと診断されたら、定期的に経過観察をしていき、その結果手術適用となることがある。
- IPMNを持つ人の中から年間約1%がすい臓がんと診断される。
私が事前に調べたマイナスな情報を医師に吐露すると
しかし、私は膵臓専門医ですがね、そんなにあることではありません。今日は朝から何人もIPMNの経過観察をしました。15時の今まで、全員前回と同じで「異常なし」でした。だいたい、毎日こんなもんです。
それに、私はまだみち子さんをIPMNだとは言ってませんよ。
私はまだなってもいないIPMNで、さらになってもいない膵臓癌の確率の心配をして空回りしていたのです。IPMNだったとしてもうち1%がすい臓癌と聞いて(聞いたような気がして)、安心していました。
でもよく考えると、それも言い方のひとつであって、過剰な心配をかけないように、かつ、本当のデータを言う、医師の言葉選び方だと分かりました。
(私の膵嚢胞がIPMNだったと仮定して)私のIPMNが生涯膵臓がんになる確率が1%というのではないのです。IPMNを持つ人の中から年間1%が膵臓癌と診断されるのであって、次の年から、年ごとに1%の中に入らない事を寿命の年まで続けるのは何%かな?数学が弱いので分からないのですが・・・
それに、すい臓がんと診断されるまでに、定期検査でひっかかる→入念な検査でひっかかる→入院検査でひっかかる→膵臓手術←ここで初めて膵臓癌の確定診断となる事もあるので、なんらかの騒動がある確率というのはやはり高い気がします。
単純な「確立」というデータに踊らされる
確率の多い方を信じてしまうのは意味のないことです。私の腫瘍は私だけの結果しかないと分かっていても、知りたくなるのです。
知ったところで検査結果が変わるわけでもないけれど、でも、一通り、なんとなく「知った」と自己満足がしたいのです。ちなみに受け止める覚悟なんてのはしようとは思っていません。
ここまで書いて、次回のMIRの結果、経過観察すら不要となるのが逆にかっこ悪い気もしますが(笑)IPMNかどうかの検査結果を書きます。予約は1か月以上も先しか空いてませんでした;;