その他の病気の記録

子宮内膜症・チョコレート嚢腫 ホルモン療法の記録

2017/06/26

私は子宮内膜症による卵巣チョコレート嚢腫の手術をして6日間の入院を経て退院しました。

(前回の記事:子宮内膜症・チョコレート嚢腫 手術と入院の記録

当時スーパーの店員をしていましたが、3週間後に仕事復帰し、1週間くらい「ならし勤務」として短時間勤務にしてもらっていました。

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ホルモン療法開始

手術後1か月経った頃、生理開始のタイミングとともにホルモン療法1クール目、ホルモン剤をお腹に注射しました。これから1か月に1回を6クール繰り返す予定です。注射以外では内服するタイプや、点鼻薬があります。もし、大きな副作用がみられたら、こちらに切り替える可能性もあるとのことです。

1クール目はあまり副作用は感じませんでした。私の場合は生理もピッタリ止まりました。立ち仕事も出来ています。計画通りに行っている気がします。

ホルモン剤の金額

子宮内膜症によるホルモン療法1回あたりの金額は、健康保険適用3割の金額で、約¥13,000でした。(診察料込みの領収書の金額と思います。不確定でスミマセン;;)高いです(*_*)6回分を計算したら、もうその金銭的ショックが副作用であると思いました。

ホルモン剤の一般的な効能と副作用

私の使った薬は疑似的に閉経状態にして女性ホルモンを抑制し、内膜症の肥大を止めるものでした。副作用は更年期障害と同様です。どのホルモン剤でも、治療開始前に医師からの説明がありますが、重大な副作用もありますので注意が必要です。

ホルモン療法2クール目

4週間後、2クール目の注射をしました。とたんに更年期症状が次々と出始めました。肩こり、関節痛、のぼせ、ホットフラッシュというのでしょうか?冬なのに顔と頭に大量の汗をかきました。立ち仕事をしていると腰が痛くて、だんだん辛くなりました。あと4回も出来るのか?

ホルモン療法3クール目

さらに副作用が強くなりました。指の先から肘にかけて左右対称に関節がこわばり、手を握れなくなりました。朝起きた時には朝食の支度、身支度が困難になってしまい、日中になるにつれだんだん回復していました。出勤してスーパーのレジをする頃にはなんとか仕事が出来る状態でした。

これはホルモン剤の副作用だとは思いましたが、リュウマチの症状とも酷似していましたので、念のため血液検査をしました。結果、リュウマチではなく、やはり副作用だという所見でした。

そして、とにかくイライラするんです(笑)その時ちょうど、町内会のもめごとに巻き込まれていて、どっちの理由でイライラしたのか、おそらく両方だと思うのですが、仕事より町内会を辞めたくて仕方がなかったです。(笑)

ホルモン療法4クール目

4クール目の注射した翌日、腰が痛くて立つのもやっと、歩くと激痛がします(*_*)起き上がって病院に行くことが出来ないくらいで、3日くらい寝たきりで様子を見ました。トイレがやっとでお風呂なんてとんでもないです。改善されないので、主人に病院へ連れて行ってもらいましたが、その道中の車の揺れがもうとにかく痛くて、なんだか腰椎の神経がむき出しになっているような感覚でした。
youtuu
生活に差し障るので、エストロゲンを補充する注射を打ちました。金額を忘れてしまったのですが、これもたいへん高額な注射でした。

そして、別の薬に切り替えることなく、ホルモン療法自体を4クールで中止しました。あとは自然妊娠することによって内膜症が育つことを防げたらいいな。という希望をもって治療はこれで終了。

再発したらまたホルモン療法をするという事ですが、もう二度としたくありません;;

その後腰の痛みは数日かけて回復し、仕事は1週間休みました。職場のみんなに迷惑ばかりかけています・・・

4クール目はしなくてよかったと思う

注射の度に格段に副作用が重くなっていきましたが、3クール目の状態で、このまま次回の注射の時に、今よりさらに重い副作用はどれほどなのか・・・と計算すると、4クール目は最初からしなければよかったと思いました。

女性ホルモンを抑制する注射をして、結果副作用により、すぐに補充する薬を打つのは、体にも金銭的にも良くなかったと思います。ですが、それは私の場合であり、私がまた次の機会に私がホルモン療法をうけるなら単なる中止を選びますが、年齢や挙児希望時期、体質によってそれぞれの治療法、選択の幅を広げなければならないのだと思います。

子宮内膜症完治

ホルモン療法終了から3か月後、希望どおり第一子を授かり、40歳を過ぎた現在まで再発はありませんでしたので、私の場合は手術の日からホルモン療法を経て7か月ちょっとで完治したことになります。子宮内膜症に関しては。

実は、この時、いえ、おそらく子宮内膜症と診断されるもっと前から、乳癌に罹っていたことを、知らなかったのです。出産で入院した時にそれが発見されました。その記事は別記事:子の誕生と同時に乳がん発見と癌告知。に書いてあります。

こんなにも産婦人科に通っていたのに、乳がん検診なんて、したことがなかったのです。

                      

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