その他の病気の記録

子宮内膜症・チョコレート嚢腫 診断から入院に至るまで

2017/11/15

私が子宮内膜症、卵巣腫瘍(チョコレート嚢胞)と診断されたのは、1999年、27歳の結婚してすぐの時でした。

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私が子宮内膜症と診断された症状

いつもの事なのですが、生理の時の痛みがさらに強く、生理以外の時に右腹に鈍痛を感じ続けるようになったため産婦人科に行き、子宮内膜症・チョコレート嚢腫と診断され、手術を計画する事になりました。

いつから子宮内膜症だったのかな

もともと生理痛と出血の酷さには悩まされていたのですが、その激痛期間、<2日/月>以外はコロッと快調だったので、産婦人科に行く機会があってもとくに生理痛についての診察を求める事はしませんでした。初診のカルテの、「月経痛がある」にマル○をしているんだから、それでそこを含めて診てくれてるから大丈夫と勝手に医者に尋ねもせずに安心していました。

チョコレート嚢胞とは

 子宮内膜症は、本来子宮の内面をおおっている子宮内膜と同様の組織が、子宮の内面以外の部位にできる病気です。子宮内膜症は骨盤内にできることが多く、腹膜、卵巣に病巣を形成することがよくあります。

ほかに、膀胱、直腸などの腸管、肺、皮膚にもできることがあります。卵巣に病巣を形成した子宮内膜症が進むと、卵巣内に嚢胞を形成します。この嚢胞内に主として月経の時に出血を繰り返すことにより、内腔に古い血液がたまったものが子宮内膜症性卵巣嚢胞、すなわち、チョコレート嚢胞です。
出典:Gooヘルスケア「チョコレート嚢胞とはどんな病気か」http://health.goo.ne.jp/medical/10320400

生理痛でエスカレーター式の短大に進学出来なかった

私は、高校生の時から生理痛の月1~2日休んでしまう事が多く、結果、年間20日近くの欠席になってしまいました。エスカレーター式の短大に内申書で落とされました。クラスで2人くらいだったかな。進学出来なかったのは。その欠席の理由が「生理痛」では、なんとも救いがたいと担任の先生が言っていました。
fugoukaku
では、「子宮内膜症の診断書と、治療済み(治療中)の診断書がセットであったらどうだったのかな・・・」交通事故で入院していた友人には診断書があり、合格していました。

真面目に出席さえしていれば系列短大に進学できるというメリットがあるからこの高校を選んだだけに、残念です。

自分の生理痛が他の人と比べてどうなのか、他の人は我慢できる痛みなのに、私には我慢できないで学校を休んでしまう根性無しであるかどうかを相談できる人や気軽に検索するシステムがありませんでした。

もちろんその時病院に行っても病気の段階ではなかったかもしれないのですが、行って後悔はしないけど、行かなかった後悔はいつまでも残ります。

ですから、10代の女性にも、ぜひ婦人科を受診してもらいたい。「痛い」のは甘えじゃない、それは不妊症や、人生にも直結するかもしれない大切な事だからです。

腹腔鏡下手術とは

腹腔鏡手術とは、お腹に3~5個の1cm程度の穴を開け、そこから腹腔鏡というカメラとの手術用具をお腹の中に入れて行う手法です。開腹手術より入院期間が短縮され回復も早いと言われています。

私の場合はおへその真下と、両側卵巣付近との3か所穴を開けました。ほとんどの人がおへその真下を1個開けると思うのですが、穴の傷跡に限っては、おへそと同化して見え、全く見た目では分からなくなります。

私は腹腔鏡下手術により、両側の嚢腫切除(卵巣温存)とり、癒着があればその時同時に剥離をする事になりました。私が手術をした1999年ですらこの術式は保険適用されていましたし、新しい医療のような気がしていましたが、そうでもないんですよね。

入院・手術の予約を最短で入れましたが、45日後でした。入院期間は1週間。仕事は2週間休みました。

入院に向けて仕事を休む計画をたてる

結婚して扶養に入り、常勤からパート勤務に切り替えて勤務していました。急に休む人などのシフトの交替をかって出ていると、結局社員と同じくらいの労働時間にはなっていましたが、当時子供も居なく、今のうち時給稼ぎができると思っていたので不満はありませんでした。45日も準備期間があったので、2週間の休みを回すシフトは周りの人に協力してもらって穴を埋めることが出来ました。

次は、手術~入院中の記録を書きます。

                      

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