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癌公表、職場の対応から復職まで

前提

  • 私は派遣社員でこの就業先で勤続2年になる
  • 就業先は大企業、派遣社員も多い
  • 今回の病気休職の原因となる病気は「肺がん手術」「適応障害」の二つである(IPMNは今のところ要治療とされていないため、公表しない)
  • 私の希望は3か月の休職後、同じ派遣先の同じ部署に復帰したい

正社員だったら、「病気休職」や「特別休暇」などがあるが、非正規雇用のため、「休職」といっても、ただただ「欠勤」することであり、給料は全くでない。(健康保険制度の「傷病手当金」は利用できる)

会社にとっては、私が戻ってくるための「席を空けておくかどうか」だけの判断をするだけである。

報告とお願いの流れ

まず、派遣会社の担当に報告しました。

担当は、まずは、私自身の口から勤務先の上司に直接報告、お願いをしたほうがいいと言いました。

復帰後もこの仕事をしたいという熱意を伝えるには、「まずは自分の口から伝えたかったから」と言う方がベターだと派遣会社の担当が判断したからです。

そのあとすぐに派遣会社の担当が追って勤務先上司に報告とお願い、会社の対応を待つことになりました。

上司のまた上司、その上の顔も見たことのない偉い人の了承もいると思います。数日待ったあと、

「3か月、待っていてくれる」ことになりました。

病名までもを公表する範囲は、リーダーまでとして、末端の社員へは私本人に任せる。と言われ、復帰してから、世間話をする程度の間柄の同僚には、

「実は肺がんの手術のために休んでたんだ~。」

と言いました。知っていたかもしれないけど、初めて知ったような反応でした。

上司に報告した内容

  • 病名(肺癌、適応障害の二つ)
  • 治療計画、復帰時期、復帰後の通院頻度
  • 適応障害のほうは、ストレスの原因は「仕事」ではない
  • 復帰後の職務内容が変わらないことを希望
  • 復帰後、無期雇用社員を目指して長くこの職場で貢献したいこと

ポイントは

嘘は言わない。けど、余計な不利な情報も与えない。

肺がんの病期は「今のところ初期」と伝えたが、病理検査の結果で覆る可能性や、初期でも再発転移する可能性がある事とかは、「癌」という誰しも知っている一般常識にあたるため、わざわざ言いません。まさかのとき、大会社の上司たちがそろいもそろって、初期だと聞いていたのに再発するとは何事だ、などと怒ったりするわけありありません。「今のところ初期」という一言で十分でしょう。

乳がんはもう終わっている。今回の肺がんは転移ではなく原発性肺がんだ。IPMNは今のところ治療を要さない。私は病気のデパートかもしれないけど、そんなことはわざわざ自分から言うこともない、今回の休職にあたるものだけの情報だけを伝えたのでいいでしょう。

適応障害は隠そうと思えば隠せるかも知れないが、今回の休職そのものに該当するので言わなければ嘘になるのでちゃんと言います。

みんなこう思っただろな

以下、私が想像した職場のみんなの本音です。あくまで想像です!!

派遣会社の本音

派遣の営業担当者は、どういう営業成績を指標に動いているのか分からないのですが、少なくとも、私が3か月働かないのはマイナスポイントではあるだろう。

派遣元として派遣先にも申し訳ないだろうし、一番私に勧めたい方法は

「ゆっくり療養して、元気になったらまた別の勤務先を紹介しますよ」

と言いたいだろう。

就業先の本音

「肺癌」と「適応障害」、それぞれ単体でもキツイのにダブルでしかも3か月!

3か月待って戻ってくる保証もない、なんてったって、両方再発する可能性がある病気、

再発しなくても、アイツ結構年いってるんやないか?。。。

派遣のメリットは、こういう時にサクッと次の派遣社員と交換してもらえること。病気の派遣社員のために席を空けておくメリットはあまりない。

ただ、今は令和。いくら非正規雇用でも、病気を理由にバッサリってわけにもいかんだろう。

同僚の本音

この忙しい時に3か月も穴埋めで自分たちの仕事が増えるなんて嫌だ!!!

けど、仕事内容的に3か月程度では新人が育たない。それなら待った方がマシなのか?

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傷病手当金を受ける

有休も使い果たし休業手当もないので、社会保険の制度「傷病手当金」を受けました。

申請書の、医師が記入する就業不能期間のところですが、肺がんの手術をただ待っている間は「肺がん」での就業不能期間とは認められないと言われました。

肺がんの手術のための入院日までは「適応障害」で傷病手当金の給付を受け、入院日から術後2週間までを「肺がん」の病名で傷病手当金を受けました。

注意すべきは、無職になった訳ではないので、社会保険が継続されていること。自己負担金の月額(1~2万円程だったか???金額忘れたけど結構高い)納めなければならないことです。何もしなくても派遣会社から支払い方法の案内が来ました。

復職後の勤務について

肺の手術から復帰した人にいきなり普通量の仕事を与えていいものか。

勤務先の方がそれを配慮してくれていて、私の希望を聞きながら、ならし勤務として最初の2週間を「時短勤務」にしてくれました。

それからの3か月ほどは病院に行くため欠勤することも多く、みんなの配慮がありがたかったです。

さらに数か月後、派遣社員として3年目の節目の際には、無期雇用社員として3年以上雇用される「審議」がありました。

例の3か月の「欠勤理由」が「みたこともないエライひと」の目に留まり、これ以上の契約更新が一時は危ぶまれましたが、、、

リーダーや上司のおかげで今も同じ職場に置いてもらえています。

この記事を書いている今、無理してる訳じゃないんだけど、少し恩返しはできたかなって思います。

                      

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