乳がん治療の記録

白血球減少で延期 抗がん剤治療の記録5クール目

2017/01/26

前回の抗がん剤終了後2週間、自宅で過ごし、5クール目を迎えて入院をしました。

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白血球減少で一週間の延期

(抗がん剤4クール目の記録は、別記事:通院から入院に切り替え 抗がん剤治療4クール目に書いてあります。)

予定していた抗がん剤の直前に血液検査をしたところ、白血球の数値が900になっており、(正常範囲3300~9000)抗がん剤が1週間延期になりました。入院期間も1週間延びました。

その日に白血球を上げる注射をしました。少量の注射液ですが、その金額は保険適用外で、一万円を超えるものでした。(現在は条件を満たし、医師認めれば健康保険が適用されます。)

この注射で突然10倍近く白血球があがることもありますが、それは一時的なもので、副作用としては「発熱」が多くみられるようです。私は微熱程度とけだるさを感じましたが、とくに不自由は感じませんでした。

「数値」では悪いかもしれませんが、実際の体調は悪くなかったです。前回の入院からいろんな心の落ち着きがあった事、睡眠が確保できているという事、これからさらに3週間も、「休める」安心がありました。

私は我慢をしないことにした

3週間も入院させてもらうと、慢性的な睡眠不足が解消され、一転して運動不足と精神的な「不安」で眠れなくなることがあります。私はためらわず、医師が処方してくれる眠剤を飲みました。

痛い時は痛み止め。吐気がするときは吐き気止め、かゆい時はかゆみ止め、眠れない時は眠剤を。処方してくれたものなら、または私から頼んで処方してもらったりして服用しました。症状が改善することはあったりなかったりします。ですが、症状を我慢して薬を使わないという事はありませんでした。それは退院してからも、乳がんにかかわる事だけでなく、ずっとそうしてきました。

1週遅れで5クール目、1回目の抗がん剤点滴

点滴終了後、38度熱が出ましたが、すぐ解熱しました。原因は不明です。というか、すぐ改善したので追求しなかったのだと思います。

治療を重ねれば重ねるほど、点滴後の吐き気は酷くなっているようでした。でも、吐くことに集中出来るので、おむつ替えや離乳食の最中に吐きに行ってしまって(こんな時に限って吐き気が我慢できなくなるんです)早く子供のところへ戻らないと!!!と思う心配をしなくていいだけでも随分楽でした。

5クール目、2回目の抗がん剤点滴

直前の白血球も随分少なかったのですが、(数値は失念しましたが、前回より少し多いくらいです)主治医のGOサインが出て予定通り抗がん剤をしました。

この時が術後療法全時期を通して一番MAXの吐き気でした。今まで、病室がトイレの近くだったので、膿盆(三日月型の嘔吐物を受けるアレです)にはせず、歩いてトイレに行って嘔吐していました。が今回、吐きに行くのが辛い、行ったら吐き続けてかえって来れない。水を飲んでもすぐ吐くので、脱水予防に点滴をしていました。
daun
本当にこれで仕事しながらしている人がいるの?私は個人差というものの悪い端にいるのでしょうか。入院するまでの治療と育児の両立で無理していたコンディションの悪さも関係しているかもしれません。

笑いで免疫力アップ!

点滴が終わったので、ナースコールでそれを伝えると、看護師さんではなく、ちょっと髪型が気取った男性研修医が点滴の回収に来ました。

点滴は脱水症状によく使われるものを使っていました。ほぼ空になった点滴のボトルのラベルを私に見せながら、

研修医
奥様、今度銘柄、変えてみませんか

真顔で言ってるので冗談ではなかったかもしれません。私の笑いのツボにはまってしましました。
みち子
あたくしに似合う銘柄、先生におまかせしますわ

と言ったのですが、次の点滴もまったく同じものでした。

笑いは免疫を上げるとはよく聞きます。あの時、病室でYouTubeが見れる時代だったら、免疫も上がったかもしれないです。

                      

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