虫垂炎(盲腸)痛みが我慢できず、救急外来で手術
2018/09/02
みち子が乳癌になる前の麗しい19歳の時でした。急性虫垂炎(盲腸)発症~手術の経過について書きます。
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虫垂炎(盲腸)と診断されるまで
普段と何も変わりない生活。変なもの食べていないのにいきなりどんより胃が悪くなり、吐き気を伴い熱は37.5度でした。この時、なぜか盲腸の部分は痛くなかったです。近くの開業医の診察の結果、血液検査と触診で、虫垂炎(盲腸)だろうと言われました。
私は盲腸の位置(右下腹)は痛くないといっているのに、嘘だろー!と、お年寄りな先生をちょっと疑いつつ(ゴメンナサイ)、紹介状を書いてもらった手術のできる大きな病院へ、その足で行きました。
ちなみに、その年寄り先生は志村けんのコントでありそうな、耳の遠いおじいちゃんで、「アン(何)だって?」って何回も同じこと言わせる系なやりとりで診察してもらいました(笑)
結果、やはり盲腸でした。
年寄り先生すごい!病名当たったやん!(失礼でゴメンナサイ)
その日は土曜日、大病院の外来はやっていないけど、紹介されて来たから私は診てくれたわけです。翌月曜日が祭日だったから、緊急度の高くない私の手術は火曜日になるのです。
変化があったら来いとか連絡しろとか、言われなかったと思います。
私は盲腸の中でも軽いほうなんだなと思いました。まぁたしかに激痛ではなくどんより鈍痛だから乗り切れる感じではあった。かな?
下記に盲腸の進行度を書きます
1.カタル性虫垂炎
↓
2.蜂窩織炎性虫垂炎(化膿性虫垂炎)
↓
3.壊疽性虫垂炎
↓
4.穿孔性虫垂炎
私は1と2の間とのことでした。そして、薬を飲み始めて安静にしていた翌日には、次第におなか全体の鈍痛が局所的な激痛に変わり始めていきました。しかし、痛みの原因が盲腸だとわかっているし、盲腸が痛いのはあたりまえ。薬を飲んでいるから火曜日まであと2日頑張ろう!なんて思っていました。
中高年の女性は共感いただけるだろうか・・・
「我慢強いのが美しい日本女性」という悲しい刷り込みを・・・。
我慢できず緊急外来へ
眠れずに過ごしたさらに翌日の夕方、手術を明日に控えているのにもかかわらず、どう見ても普通じゃなさそうな私の様子に気づいた家族とともにタクシーで病院に駆け込みました。
お願い、もう切って!!!
すぐに手術となりました。そして術後の説明で執刀医が、なんでもっと早く連絡して来なかったのですか、破裂寸前でしたよ~と、白みがかった部分がある、切除された盲腸を家族に見せたそうです。
虫垂炎を放っておくと、破裂したり、腹膜炎になったり、命にかかわるというのです。
幸い順調に回復出来て、標準的な入院経過を経て(5日間でした)退院しました。が、猛烈に反省しました。
痛みを我慢しても良いことはありません。それに、私たち家族は全員「盲腸」をなめておりました(盲腸経験者の方ゴメンナサイ)
私が盲腸と診断された時には、笑って話していました。
のちのちに、最初に診てもらった年寄り先生がご存命で頭がハッキリしておられ(毎度失礼でゴメンナサイ)一連の事をお話しする機会がもてましたので、以下にそれをふまえてまとめとして掲載します。
まとめ
- 盲腸は急に進行する
- すべての病気において根拠のない我慢、過信、無知は最悪の処方箋だといえます。
- 些細なことでも積極的に病院に連絡しましょう。本人がしないなら、家族がしてあげましょう。
- あたりまえですが、患者が動かないと医者は動きません!動いてきた人に対してだけ動きますから!!!