お見舞いの言葉と、つい言ってしまいがちなNGワード
2018/08/25
前回の記事で、癌の家族との接し方について書きましたが、ここでは家族より一回り外の方のお見舞いの言葉について書きたいと思います。
大丈夫? とか 頑張って!
は、ついうっかり言ってしまいがちな言葉です。まぁ、つい言われた側も大抵はその言葉自体に執着はしませんし、見舞う側も何といっていいか、思いやりを伝えたいことには変わりないことで見舞ってくれたこと自体感謝されています。
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言葉を置き換えましょう
大丈夫? → 具合どう?
頑張って → 無理しないでね。または無理しないで済むよう助けたいと言う。
でいて、普通に扱う。
言われるとうれしい免疫細胞が増えそうな言葉
- 患者と自分の関係について思った事
- 患者がいないことでドジったけど勉強になった話
- 迷惑をかけた自責の念がある人には、お互いさまだよって言ってあげる
- 入院していて、退院のめどが立っている人には、「一緒にアレしようよ」とか負担にならない程度の任せたいことなどを話してもいいと思います。
面識の薄い人は早く帰るのはマナー違反ではない
ここでは病院、自宅へのお見舞いについて書きます。
会社の代表としてや、自分(自分の家族)の時にお見舞いしてくれたからという、お見舞いの品やお見舞い金を渡すこと自体が最大ミッションの方は早く帰ってもマナー違反ではないと思います。しかし、ただ、置いて帰るだけではいけませんね。なんか少しはその場で会話しなければならないのが社交辞令でしょうね。
具合はどうかと聞いて、あまり多く発信してこない人の場合、関係の近縁に関わらず、早めに帰ってあげたほうがいいでしょう。本当に話すのが辛い体調、精神状態かもしれません。
患者さんによって、または病状によって、話したくてたまらないタイプと、誰とも会いたくないタイプ。というのは随分と極端にあります。15年前の私は後者の方でした。
もちろん、本人と直接つながっていないなら、事前に入院病棟や家族の方に確認して行ってもいい状態か、その確認は必ずしてください。
私は体が元気でも、誰にも会いたくない時、面会謝絶を自分で申し出ていましたし、検査で一日留守だったり疲れ果てている時もあります。
とくに注意すべきは、女性のお見舞いに男性が行くのはどちらも気を使いますね。パジャマや病衣で化粧してないだけで見られたくない人もいます。
慎重な例を今まで書きましたが、大抵の場合、
楽しく会話していい
そもそもまず、お見舞いを受け入れてくれている状況ならば、あまり気を遣わずお話ししていいのです!基本的に入院は暇ですから。世間話を楽しんでください。おそらく、見舞われる相手はTVを一日中見ている相手ですのでその話題のご準備を(笑)
まとめ
- 事前にお見舞いしてもいい状態なのか聞いてから行く
- 過剰な励ましは避ける
- 普通に扱う
- 関係性や、具合によっては早く帰ったほうがいい
- 楽しく会話していい