胆・肝・膵 の病気について

さよなら胆嚢

前回、夫が内視鏡で胆石を取り除いて退院した事までを書きました。今回、胆嚢を摘出する手術のための手術、入院の事を綴りたいと思います。

私じゃないですよ~~夫の身におこった事を書いてます(‘◇’)ゞ

胆石が詰まって膵炎を起こし緊急入院 → 内視鏡で胆管の出口を切開して胆石を取り除く手術 → 膵炎もよくなり退院 → あらためて胆嚢摘出する病院に入院前検査へ訪れる ← 今ここ

スポンサーリンク

入院前検査~医師の説明

今回の検査は、手術の全身麻酔に伴う検査です。血液検査や肺機能、心電図などを行いました。これまでの病気そのものに関するデータは前の病院から引き継いでいます。

医師から入院、手術の説明

  • 胆嚢に20個~30個ほど、それ以上、石が詰まっています。全身麻酔で胆嚢ごと取ってしまいます。「腹腔鏡下胆嚢摘出術」といいます。おなかに4か所穴をあけ、そこからカメラや器具を入れて胆嚢切除します。
  • 切り口付近に石が何個かあるため取り切れない石があるかもしれません。なので、胆嚢をとっても、今後その取り切れなかった石がまた胆管に詰まる可能性もないとは言えません。切り口付近に石がないか、あればそれをとり切れるよう慎重に進めはします。
  • 胆嚢がなくなっても、特に困ることはありません。ですが、術後は下痢をおこしやすいのですが、それも3か月ほどで落ち着きます。
  • これから5日後に入院、その翌日に手術、術後3日後に退院、入院期間4泊5日目標でいきましょう。

思ったより、早く退院できるんですね~。
調子もよかったので、入院する前までの5日間うち平日3日間、夫は出勤しました。

入院当日~胆嚢摘出手術まで

今回は計画入院なので、前回の緊急入院のようにドタバタせず、私は荷物を夫の部屋まで一緒にもっていくと、すぐ帰りました。

入院当日はずっと看護師さんや主治医、執刀医、麻酔科の先生やらの説明タイムで終わりました。

術前説明スタッフ

ASAKURACさんによるイラストACからのイラスト

翌日午前中から手術で、前夜の夕食以後は絶食、水分は21時まで許可されました。

手術当日、私は手術室へ入る時間の前には病室へ行き、夫は歩いて手術室へ入っていきました。

予定所要時間2時間半ぴったりに終わりました。

術後の医師の説明

私は手術室の前の部屋へ呼ばれ、医師の説明を聞きました。

  • 目視できる石は全てとりました。
  • 胆嚢にこれだけの石が詰まっていました。差し上げますので本人に見せてあげてください。と小さなタッパーに入れて渡される。30個はあるだろう。写真はわざとぼけて見えるよう蓋の上から撮りました。(鮮明にするとグロイかもしれんので)

    摘出した胆石の写真

真っ黒で、一個一個の大きさといい、すっごく似ているものがあります。言っていいのだろうか・・・うん、言います、

「タピオカ」です。タピオカ好きな方、ごめんなさい。

  • 摘出した胆嚢はこれです。(と、トレーに乗った胆嚢そのものを見せる。)これだけの石をくるんでいたので、慢性的な炎症を起こして壁が厚くなっています。念のため悪い細胞がないか病理検査にまわしておきますので、結果は退院後外来でお聞きください。→ (結果は異常な細胞なしでした。)

胆嚢摘出後当日

術後2時間は酸素マスク使用。手術当日は絶飲食。ベットで安静。
ちなみに、私は酸素マスクがとれるまでは横で座ってました。

することは、ない。副作用、それは「ヒマ」なことです。ちなみに、私が腹腔鏡下手術(卵巣腫瘍)をした術後半日は、ちょっとでも痛いとわがままにナースコールをし、可能な限り鎮痛剤で少し眠った記憶があります。

意識がしっかりしていれば、仰向けに寝ているだけなのでひたすらヒマ地獄な半日を過ごすと思います。ですが全身麻酔のあとは朦朧としたり、眠たいもんらしいので、それにまかせて眠っていたほうが得だと思います。看護師さんがバイタルチェックにたびたび訪れるので、熟睡は出来ないかもしれませんが。

付き添いの家族は、術後はせっかくの眠気を妨げないように、そっと存在アピールだけして、本人が望まない限りは、眠たそうなら起こして声掛けなどしないほうがいいかも。

でも痛みや苦しみ違和感は我慢しないでナースコールすべきですよ!!!痛み止めは言わないと処方されないし、言ってから処方される作業時間、効くまでの時間だってかかりますから!!!限界まで我慢してはいけません。

夫は、こんな時に追加の鎮痛剤なしで、昼も夜も気持ちよく寝れる幸せなタイプだったようです。

手術の翌日

手術の翌朝から水分摂取可、トイレ歩行可。テレビ見れるしスマホも触れる\( 'ω')/

昼食から5分がゆで食事スタート。

シャワーはまだ出来ないのでタオルで拭く。看護師さんが背中を拭いてくれた。

ここまでのスケジュールは、午前中が手術だった場合なので、午後手術だったら半日~1日遅れだと思ってください。

手術の2日後

おかゆが普通食になる。

点滴のドレーンが取れてシャワー可。

トイレ歩行だけじゃなく、体を動かしてみるように言われる。

手術から3日後~4日後(退院日)

全く退院後の状態と同じように過ごす。

腹腔鏡下手術でありがちな事ですが、鎖骨とか肩とか、傷や胆嚢の位置から外れた場所が痛む。私も腹腔鏡下手術(卵巣腫瘍)の術後そうでした。

予定通り、入院期間は4泊5日でした。

退院後

退院後3日間は自宅でゆっくり過ごしました。

下痢を起こしやすいとのことですが、もともと下痢をよくする体質なので、おこったとしても、それは胆嚢摘出のせいなのかはわかりません。手術後に下痢が増えたということもありません。

術後は極端に脂っこいもの、極端に消化に悪いもの、は控えて普通の食事をしています。

ここ最近、私が食事を作れなくて、2~3か月ほどコンビニ弁当やカップ麺で過ごしていた矢先の胆石&膵炎でした。まあ、あの数の胆石は何年もかかって作られたのだろうが、詰まったタイミングが今回見事に不摂生な食生活をしていた時の事でした。

今現在、私が食事を作れる状況なのでお弁当まで持たせています。揚げ物はなんとなく控えようとしたら、ダイエット食のようなものを作ってしまいます。カップ麺生活から考えると極端すぎます。

ちなみに、今日の夕食がこれ。ヘルシーというか、質素の極み。
ヘルシーすぎる献立

退院後の通院で抜糸

退院から10日後、外来で抜糸しました。退院後の検査結果も良好で、なにもなければこれで終わりです。胆石が詰まった時に膵液を塞いだせいで、膵臓と肝臓のダメージが後々どうなることか心配ではあります。

今後なにかが起こらない限り、夫の胆石~急性膵炎についての記事はこれで終わりです。
お読みいただき、ありがとうございました。

                      

-胆・肝・膵 の病気について