胆・肝・膵 の病気について

入院中にまた胆石が胆管に詰まって内視鏡手術

前回、夫が胆石が詰まって膵炎を起こし、緊急入院した記事を書きました。(コチラの記事です→http://nagai-michi.net/sonota-kiroku-tanseki1/

入院時に詰まっていたとされる胆石は自然にすっぽりとれており、膵炎の治療のためだけに1週間程度の入院予定を過ごそうとしていた3日目のことでした。

私じゃないですよー!夫のことを書いています。

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また別の胆石が詰まる

入院2日目の夕方近くになってようやく飲水のみ可能。もちろん、栄養は点滴でとっています。その翌朝から重湯からだんだん固形に変化していく予定の食事が始まりました。

ですが、おなかの具合も悪く、熱もまだあり、再度検査するとまた別の石がおりてきて詰まっていることがわかりました。

入院時の医師の説明で、

「膵臓と肝臓の数値が落ち着いたら、石がいっぱい詰まっている胆嚢を摘出しないと、またいずれ同じことを繰り返します」

と言われていたその日が早速2日後に来てしまったのです。いったん重湯から開始された食事も中止、日を1日おいて内視鏡手術をすることになりました。

術名は「内視鏡的乳頭切開術」です。

内視鏡的乳頭切開術の様子

口から十二指腸まで内視鏡をとおし、内視鏡下で胆管の出口を切開して広くして結石を取り除くと言っていました。
内視鏡的乳頭切開術の説明図

しかし、医師が言うには、手術というほどでもない、検査のついでみたいなものだから、通常の手術の時は家族に来てもらうのですが、今回は来たかったら来てください。程度に言われました。(あくまで、この病院のケース、うちの病状のケースでは)

たまたま私は行ける状態ですし、洗濯物の交換がてらだし、時間に合わせて行きました。処置そのものは30分程度ですが、前準備と、術後処置室で様子見とかで計2時間はかかっていました。

「内視鏡的乳頭切開術」術後の様子

術後1時間は酸素使用。マスクではなく鼻下に軽く管をひっかけてゆるく酸素を漏らしている程度のもので、普通に話せます。2時間程度は起き上がってはいけない、それ以降は普通に歩いてトイレに行けました。食事は翌日の血液検査をみてよかったら、重湯からスタートです。

点滴のルートが外れるまでは洗髪とか清拭でしのぎ、術後5日後からシャワーができました。七分がゆから完全普通食に変わったのも5日後くらいだったと思います。(うちの病状の場合です)

その後、熱も下がり血液検査の結果も回復に向かっており、順調に食事はとれるようになりました。ただ、食後の膨満感やら、違和感、ちょっとした痛みはちょくちょくあったようです。それも退院に近づくにつれ和らいできました。

膵臓、肝臓の数値もまずまず回復しており、術後9日後に退院しました。

胆嚢摘出手術までの計画

入院中に決めたのですが、胆嚢をとってしまう手術は、別のもうちょっと自宅に近い病院でしてもらうことにしました。なんせ、今入院している病院は遠いんです。緊急入院したその日の当番の病院がたまたま一番遠いこの病院だったので。

一旦退院して5日後に紹介状をもって、別の病院へまずは入院前検査から行くことになりました。仕事は無理ない程度に行ってもいいとの事でしたが、5日間は仕事も休んでゆっくり自宅で過ごしました。

この間の家での食事はとくに制限はされていなかったのですが、脂っこいものや、消化に悪いものを食べ過ぎないとか、まあ、普段健康な人でもよくないとされる食事はしない程度でよいとの事です。


次回、胆嚢切除の手術、入院のことを書きたいと思います。

                      

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