雑記

一人息子が家を出ていく日

今年の4月、一人息子が大学進学の為、家を出ました。私の癌と共に誕生した息子。私が元気で息子を送り出す日が来るなんて、思ってもいませんでした。

後期日程で合格した大学へ行くことになったので、合格発表日から入学式までの期間があまりに短く、すべて間に合わないまま新学期がはじまりました。今年はこんな状況ですから、入学式はありません。

引っ越しは高速を車で一往復するだけです。初めての一人暮らし、持っていく家具もなく、荷物もそんなに多くはありません。

家族3人で出発し、夫は翌日仕事のため、荷物を降ろすとすぐに引き返しました。私は引っ越し先の息子の部屋で片づけ、いろんな手続きの為一泊して翌日帰りました。帰りにJRに乗ったとたん、涙が止まらず、とても不審なおばさんになりました。

えたばりゅさんによる写真ACからの写真

おっと!今コロナ禍の真っ最中!涙もそのへんにつかないように慎重にきれいに洗った手で、きれいなハンカチで拭わなければなりませんね。

コロナが落ち着くまで、県境をまたいで様子を見に行くことも、用事のない帰省をすることもしません。

年頃になってから、あまり会話もしていませんが、18年ずっと家のどこかには居てくれていた息子。離れ離れになって、さらにコロナが阻みます。

ろくに自分の部屋の片付けもしなかった息子が今どんなゴミ屋敷を作り上げようとしているのか。それが心配になってきます。

さらに2か月以上たって寂しさが慣れてきたころ、今は、学費、何かあった時、こんな経済状態、お金の心配事が心のウェイトを占めてきました。息子も奨学金を将来返すプレッシャー、そしてコロナのせいでバイト先がない事の不安があることでしょう。

そして、私はなんだか最近、ぶっさいく(笑)なペットが飼いたくなってきた(笑)どの種類のペットかって、ぶっさいくと言ったうえで言うと、飼い主さんに悪いので言いませんが、結構高いです。

ぶっさいくなのがいいんです。それが愛らしいのです。

けど、お金がかかってさらに不安定になると息子にもペットにも申し訳ない。だから我慢します。

                      

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