乳がん治療の記録

抗がん剤治療の記録1クール目 外来点滴

2016/12/15

2002年、私は乳がんの手術後放射線治療を終え、CMF療法という抗がん剤治療を開始しました。

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抗がん剤治療に入る前に

放射線の治療終了後、約2週間なにも治療をしない期間を設けました。これは主治医の勧めです。放射線で消耗した(実際は育児疲れ)体力低下と免疫低下を、食べる事、寝る事で免疫を回復させてからにしようと考えたからです。

(放射線治療の記録は、別記事:放射線治療の記録、毎日通院に書いてあります)

2週間の無治療期間の発生で生存率が下がることより(*2週間では下がりません。)ホルモン受容体がない私にとって、当時の保険適用の治療は抗がん剤だけであり、その抗がん剤治療が出来なくなるデメリットのほうがはるかに大きいからです。

いずれまた記事にしますが、結果的に私は最終的に抗がん剤6クール予定を5クール半で断念しました。白血球が下がったまま、回復しなかったからです。最初から体を作って望んだつもりでスタートを切りました。

なにも治療しない期間。それは、子供の世話を明日はどこへ頼んで何時までにどう帰ってくるか~の算段から解き放たれたことだけでも充分でした。

社会との関わりも少し取り戻そうとしましたが、周りを知れば知るほど、私以外、みんなこんな生活が出来ているの?と思うようになり、自分以外の人への嫉妬とか羨望も芽生えたり、私と同じ病気の人を見つけても環境と裕福さを勝手に妄想して、嫉妬にかられた時期でもありました。

唯一の癒しは、うちの息子はまだ0歳なのに、なんてイケメンなんだろう(妄想)とウットリすることが支えでありました。私プラス思考もとマイナス思考もすべて妄想やん。

CMF療法(2002年時点私のケース)

6クール(6か月)を予定しました。1クール 点滴+内服を1週目と2週目にし、3週目と4週目を回復期間とするのを6回繰り返します。

CMF療法の特徴

  • 抗癌剤の中でも比較的軽い副作用である。
  • 多くの人は外来で問題なく出来る、吐き気止めもうまく使って仕事しながらしている人も多い。
  • 脱毛の具合は他の抗がん剤に比べて少ない
  • (90年代の)初期の乳癌の術後補助療法として多く使われ(てい)た

そして迎えた抗がん剤の初日

点滴時間は1時間程度、初日ですし、もしなんかの反応があるといけないので、今回は2時間弱かけました。電車で一人で行って一人で帰る。私には当たり前なんですが、その日もそうしました。点滴中はなんの変化もありません。帰ってからもわりと平気でした。???いつ吐き気がするのかな?

と思いながら夜中に気持ち悪さで目覚めて1回嘔吐、それ以降はつわりの軽いくらいの気持ち悪さで、吐き気止めで十分持ち直せました。

むしろ、副作用が少ない=効いていないのではないか?という不安の方が強かったのです。ですが、それは、抗がん剤が効いていないのではなく、うまく副作用のコントロールが出来ているという説明を受けました。

一週間後、2回目(1クール目の後半)の点滴に行きました。

前回よりも同じか、少しだけ気持ち悪さは増したかなぁ。けど2回目では全く吐くまでには至っていないし。髪の毛も思ったより抜けないし、毎日行かなくていいから、放射線より楽かもしれない。つわりのような副作用で家事育児、なんとかできそうだ。
ikuji2
CMF療法は副作用軽いんだな。と思っていました。この時は。次回2クール目で副作用が出てしまいました。私の不手際も多いにあったのですけれど;;;

                      

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