膵嚢胞(IPMN)の記録

終診。IPMN最後の検査<IPMN発見から6年後>

なにも症状がないのに検査するのはこれで最後にします。

私にはこの検査が必要ない。そう決めたからです。

これから書くことは、前回の記事、肺がんの病理検査結果を聞きに行く記事の続きになります。

肺がんの病理検査が出て、追加治療なしで職場復帰できることになりました。

IPMNは1年前に検査したきりで、その時に、大きさが増大して今後手術を検討するかどうか。。。と言わた状態のまま肺がんになってしまったので、1年放置しています。

目的

今回の検査の目的は2つあります。

1.IPMNが膵臓癌となって進行している可能性

職場復帰した直後にまた膵臓癌の疑いで休職やら退職やらの騒動をしたくなかったのです。

いずれかはそうなったとしても、今、IPMNが膵臓癌に向かっている可能性が大きいならもうこのままスッパリ退職する道を選びたかった。

2.この病院を卒業したいので紹介状を書いてもらう

私は乳がん、肺がんで手術し、もうこれ以上の手術は望まないと決めたので、定期検査の意味がない。今度癌で関わることになる診療科は「緩和ケア外来」になるため、紹介状と、最終検査のデータを送ってもらいたかった。

IPMN、外来前にソーシャルワーカーへ相談

派遣社員の私は、早く復職日を交渉しないともう後がない状況になり、予約をとって待っている場合ではありませんでした。身体的な緊急性が高くないけれど、生活の緊急性はあります。

いつもIPMNの検査をしている病院は、肺がんを手術した病院とは違うところです。

コロナ渦のなかで門前払いをされないように、事前に電話で院内のソーシャルワーカーに事情を話し、転院を希望する旨も伝えました。

膵臓癌にすらなっていなかったとしても、緩和ケア外来がある病院をかかりつけ医にして、普段の不調も診てもらったら私にとっても気持ちが落ち着くだろうと、受け入れ先の候補を探していただけるとのこと。

当日一緒に診察室に入ってもらうことにしました。本当にありがたかったです。

検査の予約をとっていないので、いつものMRCP以外の検査でやってもらいます。検査方法はなんでもいいのです。今、まさに膵臓癌となって進行している可能性の大小が分かることと、紹介状さえ手に入れば。前回との正確な比較はいりません。

造影CTで検査することになりました。

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IPMN最終検査結果

検査方法が違うため、何ミリ増大したかどうかは不明であるが、1年前と大きく違いはないようにみえる。「膵臓癌」となって進行しているようにはみえない。

3つある嚢胞の一番大きなものが2.5㎝ほどで他の二つは1㎝以下だろうとのこと。

淡々と、私が決めたことを医師に話すと、淡々とホスピスがある緩和ケア外来に紹介状を書いてくれた。

「私は今後の定期検査をやめます。」と言ったことに、なぜ?と言われることもなく。

相変わらずこちらの病院はコロナの影響で人手が足りておらず、医師は疲れ切っています。

ここは出産をした病院で、乳がん、IPMNとかかり続け、四半世紀にもわたってお世話になり、この日をもってあっさり「終診」となりました。

                      

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