定期検査MRCPの結果<IPMN発見から2年後、5回目>
2020/02/05
IPMN発見から2年以上が経った5回目のMRCPの検査結果を綴ります。今回も検査から3週間が経過してしてからようやくこの記事を書いています。この検査時期に実は、またまた陥入爪の手術と、乳がん術後17年目のリンパ浮腫に悩まされており、仕事は休みがちになんとか行くけれど、それ以外はずっと引きこもっておりました。それについてはまた書く余裕が出来たらご報告したいと思います。
単刀直入に結果から言うと、前回から変わりなし、また半年後に同じくMRCPの検査をしようと言う事になりました。
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MRCP検査中に寝てしまった!
膵臓を見るこの検査では、呼吸の吐ききったタイミングに合わせて撮影をすると聞きました。人それぞれ、そのサイクルが検査時間の長短(20分~40分)にかかわってくるのだと。一定のリズムである程度メリハリがある呼吸をしているのが理想だそうです。
なので、途中で寝てしまったら呼吸が不規則になったり浅くなったりします。動いてしまう事もあります。検査技師から「起きてくださ~い」と指示をされたりする手間の分、検査が長引きます。
今回、本当にいろんなグダグダの体調と忙しさのさなか、睡眠不足でMRCPに臨みました。途中で寝てしまい、2回も起こされ、いつもは20分程度の検査が40分かかってしまいました^^;
この日の検査は私が一番最後だったので、次の患者さんを待たせてはいませんでしたが、技師さん、看護師さん、すみませんでしたm(__)m
IPMNの検査間隔は半年に1回?一年に1回?
IPMNの定期検査間隔は、私は半年に1度と言われていますが、他の方々のブログを見ると、1年に1回と言われている方も見受けられます。
確かに、嚢胞径1~2センチ未満で他に問題がなければ検査間隔は1年以上でいいと国際ガイドラインでされているようにみえますが・・・
私は、1年に1度にしたいほうです。自己責任で。私はもう80歳くらいのつもりです。本当に80歳の先輩に言うと怒られちゃうかもしれませんが、それくらいの達成感と疲弊感を感じていて、もう充分です。医師に聞いてみました。
- 80歳以上の人
- 5年間変化が無く、リスクの低い人
- 今後、症例などのデータからIPMNの概念が変わり、多くのケースで1年に1回が妥当だとされた時。将来的に十分ありえることだと思いますよ。
6カ月後を進める医師に対し、次回の検査は8カ月後に予約しました。中途半端なわし^^;
おそらく平均寿命頃まで付き合っていかなければならないIPMNの診断を、自分がこれぞ!という医師を探しあて、転院することもいいと思いますが、診断を下す医師と、手術が必要になって実際に執刀する医師は全く別です。
私の通っている総合病院では、IPMNの定期検査、診断は消化器内科の医師、手術の執刀をするのは消化器外科の医師です。
膵臓の手術は豆腐を縫うように大変難しいようですね。これこそ探し当てたいように思いますが、探すのもいっそう難しそうです。
検査はとりあえず行くけれど
私は今のところ手術が必要と言わる日が来ても、すい臓がんの初期段階だと診断されたとしても、手術を同意するのか、治りたいのか治りたくないのかもわかりません。
せっかくIPMNを発見できたラッキーなケースなのに、そのありがたみを心底ありがたいと願わなければならないという気持ちがなかなか追いついていきません。治りたくないというのなら、検査など、病院など行かなければいい、医療を受けたい人にその時間を回してあげればいい、と綺麗に割り切ることも出来ません。せめてもの償い、必要な人に参考になればと受けた医療や私の症例をこうしてネットに上げています。
普段言えないこのような心境を書くことは、IPMNの段階で発見できなかった膵臓癌の患者さん、その家族の方々は傷つくのではないかと思い、本音の多くは伏せていました。
若い人すべてが「根治を目指したいはず」と決めつけなくていいと思います。何十年と大きな病気を繰り返している人は、疲れる時があると思います。私は今、ガイドラインや倫理という人が作ったものを、遠い宇宙くらいの距離からおぼろげに見ています。今のところはちゃんと検査に行くつもりでいます。今のところは。