膵嚢胞(IPMN)の記録

超音波内視鏡(EUS)の造影検査 をした結果

2018/09/04

ズバリ検査結果から言います。結節の血流はみとめられなかった、すなわち癌ではない(100%ない訳ではないと思うが)との事です。また半年に一回の経過観察でよいとの事です。私はこの検査で大変な思いをしました。今日はその事を綴ります。

私はこの検査をする5日前、IPMNという癌に移行しやすい嚢胞の定期検査をして、膵臓切除の対象となる所見があり、この検査に至りました。

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膵臓の超音波内視鏡(EUS)とは

胃カメラの先から超音波を出して、すい臓の早期がんなどの小さな病気を発見出来ます。胆のう、胆管も同様です。腹部エコーよりもダイレクトに近い状態で観察できるので小さなものでも、より正確な診断をする事が出来ます。

口から入る管が胃カメラより太いので点滴の麻酔および喉の麻酔をしながら検査を行います。麻酔を使うので、それに伴う副作用も起こる可能性がつらつらと書かれている同意書にサインをしました。

その中でも造影検査とは

造影剤を点滴から入れ、内視鏡を見ながら血流をリアルタイムに観察することが出来ます。私はIPMNの内部に結節の存在が疑われ、そこに血流があるかどうかをこの検査で判断することになりました。私の使った造影剤は鶏卵アレルギーのある人には原則使えないらしいです。

検査にかかった費用

¥8,680

*診察料込み、健康保険3割負担の金額です

超音波内視鏡(EUS)の流れ

1.検査前日

私は検査当日11時に予約していました。前日の夜9時以降から絶食です。

2.検査当日病院に行くまで

検査当日の朝はコップ1杯の飲水は可。そのほかの飲食は一切不可。麻酔をするので自家用車、バイク、自転車で行ってはいけない。私は電車で行ってダメそうだったらタクシーで帰る予定でいましたが、電車で帰る事が出来ました。

麻酔が覚めた時に医師からの検査結果を聞くので、頭がハッキリしていない時の為に誰か家族の方に付き添ってもらった方がいいかもしれません。私は一人で行きましたが。

3.受付→待ち時間

診察券やら同意書やら窓口で確認、待ち時間の間に看護師さんに検査の説明を受けます。その内容はこの記事のこれまでに書いてある事そのものと、事前に記入した問診票に間違いないかの確認です。

胃の粘膜を洗い流す薬コップ一杯弱を飲まされました。味は薄いイオン飲料のような味です。

私は看護師さんに質問しました。

みち子
麻酔をかけるとの事ですが、検査中意識はないのですか?

看護師
意識はある中で、検査が苦しくない程度に効かせるつもりです。

みち子
私はよくえづくので、できれば強めに麻酔をかけてください。

看護師
希望は先生に伝えます、ですが、強めにかけると呼吸停止などの危険な事態を引き起こす恐れがある為、完全にはオチてない状態ではありますよ。

(検索してみると、本当に眠っている間に終わってたって書いてる人多いんだけど・・・)

4.検査室→検査

検査着に着替えると思っていましたが、来たまんまの格好で検査用のベットに寝るよう指示を受けます。血管確保、血圧計、心拍計をあっと言う間に装着されました。喉にスプレー状の麻酔を吹きかけられます。私はこれでむせてしまい、喉が麻痺して上手くむせを整えられず、窒息したかのように苦しみました。もうそこから検査終了まで溺れたかのような苦しみでした。

早く麻酔を投入してくれ~と思いながらマウスピースをつけ横向きになり、すい臓専門医が登場、口から管を入れました。

ほんとに麻酔入ってんのか?と思うくらい意識ははっきりしており、終始溺れていました。むせた時の痰が絡んで呼吸の度にゼロゼロすごい音で、痰のせいで一旦息がとまり、そのせいでカメラが押し出そうになると看護師さんがすぐさま痰を吸引。意識はバッチリあります、全く弱まる事もない。強めにかけてって言ったのに~~~~

やっと終わった後は、大量の涙と鼻水よだれが顔前面に広がっていました。喉の麻酔のスプレーでむせたのがなによりいけませんでした。

5.検査終了→回復室

完全に覚醒するまで横になれるベットに立って歩いて向かいます。大体の人は直後にすぐ歩けるようです。回復用のベットに居る目安は15分ほどと言われました。

完全に醒めたらナースコールでお呼びくださいって貼り紙がしてありますが・・・最初っから醒めてます。医師に聞く事などのメモを読み返したり書き直したりて過ごしました。

15分ほど経ってナースコールを押して、医師の説明を聞くため診察室へ入りました。

検査終了後1時間後に水を飲んでむせたり、なにか異常が無ければ飲食OKです。無事飲食できました。

唾をのみ込むと喉が痛い状態が2日間続きました。私は痛いと思いながらでも硬いものも食べてましたけど。

医師の検査結果説明

  • 3つのIPMNのうち一つが疑わしき事で検査をしましたが、3つあるすべてのIPMNをみました。3つとも内部に血流を認める結節はない、主膵管の拡張もない。すなわち今のところ「癌ではない」と判断してよいだろう。
  • 大きさは最大の嚢胞の最大径が1.7cmという値を一応測定しましたが、この検査の大きさの測定はあてになりません。MRCPのほうが正確な値に近いと思います。(MRCPでは3つの最大径0.5cm、0.5cm、1cm)
  • 今後も半年毎にMRCP検査(胆汁・膵液の撮影に特化したMRI検査)をしてまたこのような検査に進むかどうかはその時の結果によります。
医師が書いた内視鏡で見た膵臓の図

医師の書いた図

字は先生の筆跡になると思い、ぼかしました^^;ちなみに蛋白線、粘液、→癌ではないと書かれています

医師へ質問した事

みち子
半年毎の検査とは、何も変化が無くても一生続くのですか?

医師
多くの医師が、学会などでのデータや決まり事を基本に判断しています。そのデータや決まりごとが新しくなればまたその検査間隔や検査方法も変わってくるでしょう。

みち子
ネットで検索していると、IPMNを持つ人は他の臓器の癌もかかりやすい(すでにかかっている)事が多いという情報が見受けられますが、どうでしょうか?実際私は乳がん罹患者ですし。

医師
IPMNというのは比較的新しく分かった病気です。まだはっきりとは分かっていないというところでもありますし、それでいてごく最近私の周りでは(専門医の中ではという意味だと思います)その話はあまり聞きませんね。

医師
IPMNを持つ人の中に他臓器の癌がよく発見されるというデータを違った視点で見るとしましょう。

たいていの病気は高齢者の罹患率が高く、IPMNを持つ人も高齢者が多いです。高齢者だからやはり他の病気も重複してかかっている事が多いです。

一方で病気を持っていない人は精密な検査を受ける機会が少ないです。だからあったとしてもIPMNも発見しない、他の病気も発見しない。そんなふうにも解釈できます。

これはあくまで私の憶測ですが、一回癌になると、たとえその癌に打ち勝ち生き延びても、抗がん剤や放射線の治療によってなんらかの疾患の引き金になるのではないでしょうか。IPMNに関わらずやはり何か次々と病気になるのではないか、その不安がストレスとなり悪循環をもたらすのではないでしょうか。癌経験者はそう感じて日々不安に暮らしているんじゃないかと思っています。

以前胃カメラをした時の様子に比べるととても辛かった

以前私は胃カメラの検査をしたことがあります。その病院は個人の大きめのクリニックで、毎日大勢の人を流れ作業的に検査していて、痛くない、苦しくない事で評判でした。

意識がギリギリないか、ギリギリあるかの絶妙なバランスでとても満足でした。やはり、これは強めに麻酔をかけているのか、私が今回行った膵臓の検査のように検査後すぐに立って歩く事は出来ませんでした。回復用ベットではいびきをかいて熟睡している人も居ました。中には一日中回復用ベットで眠りこける人もいると近所の人の噂です。

気持ちよく寝させてもらってる人ばかりですが、検査中の事故の噂も聞いた事がありません。ですから遠方からも噂を聞いてやってくる人もおられるようでした。

ですが、私の身内はこの病院の検査の大腸内視鏡で3cmのポリープを見つけてはくれませんでした。もちろん、どんな検査でも、どんな名医でも発見できない症例というのはあるのは重々承知なのですが、そういう例にあたってしまった人が身近にいると、なんだか痛くないだけがいい事のようにも思えなくなっています。

ですが、痛くない苦しくないに越したことはありません!!!

今回の私の超音波内視鏡(EUS)は胃カメラよりも太い管で、さらに喉のスプレー麻酔を受けるのが下手だったことで苦しい思いをしました。

次の機会はない事を祈りたいのですが、またあったとしたら、やはりそれでも強めに麻酔をお願いしますと言ってしまうでしょう。

                      

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