陥入爪(巻き爪)手術体験談
2019/12/05
先日、足の親指の陥入爪(巻き爪)の為、皮膚科・形成外科のクリニックの外来で「爪甲除去術」というのをしました。
看護師さんは、肉に食い込んでいる縦約8分の1の幅の爪を抜爪するだけの「処置」と言っていた気がするのですが、診療明細書を見ると区分が「手術」になっていました。私は超簡単な「手術」と認識してタイトルに「手術」と書かせていただきました。その流れと感想を綴りたいと思います。
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事の始まりは怪我
3か月前、私は裸足の親指の上に掃除機を落としてしまいました。その時点では腫れていましたが、湿布をして次第に痛みも腫れも収まりかけた時、またその部分をぶつけてしまいました。そしてまた治りかけた時、今度は躓いてまたも損傷してしましました。
このような流れで3か月治りかけてはまたやらかしてを繰り返し、とうとう、どんなに大事にしていても腫れは引きません。
膿と血も出るようになりました。靴も靴下も痛くて履く事が出来ず、11月半ばにして裸足にサンダルで自転車を漕いでいます(´;ω;`)ウゥゥ
自力で治すことが出来ずに病院へ行く事になりました。
皮膚科医師の所見
上に書いた事の成り行きを説明しました。
しかも深爪しているのがまたダメでしたね。爪の切り方のチラシ差し上げますので今後気を付けてね。いろんな悪い条件がかさなってこんな事になってしまいましたが、もうこうなれば爪を一部抜爪しましょう。
そんな会話のさなか、看護師さんたちが手術のスタンバイを着々と整えていいきました。
*フェノール法とは
爪の元「爪母(そうぼ)」をフェノールという薬品を使って部分的に細胞を切除または壊死させる方法です。
私の爪甲除去術の流れ
1.足の指の根本3か所に麻酔を打つ
というのはインターネットで事前に調べた事なのですが、本当に指の根本だったのかしら・・・見てないのですが、根本よりはもう少し先の方に3本注射した感覚がしました。
ネットの情報では、手足の指は神経が集まっている所なので麻酔が大変痛いとの事。この麻酔が激痛で叫び声をあげる、大人でも泣くとの情報が目立っていました。
ついで、薬液注入中に、押し上げられるような強い圧力や不快なしびれ感じるといった感想もあります。
そして少数意見で、チクっとする程度。大したことない。インフルエンザの予防接種の方が痛いよ。などという感想も見受けられました。
私の場合はどうだったかと言うと・・・大したことありませんでした。あまりにイタイという刷り込みが大きかったからかもしれませんが。インフルエンザの予防接種よりは痛くない気がしました。
普通の採血で悲鳴を上げるほど痛がる人は難関かもしれません。インフルエンザの予防接種が出来る程度の人は結構余裕の痛みだと思います。ですが、それを3か所にするので3回痛いです。両足同時に手術する人は6回痛いのですね。いずれにせよ、痛みの度合いはネットの情報とはかけ離れてはいました。あくまで私の症例で、この医師の腕での話ですが…
麻酔の注射を終えると、痛いのはもうこれ終わりですよ~と言われました。
ちなみに、フェノール法の手術の場合の麻酔もこれと全く同じだそうです。
2.抜爪
麻酔が効くまでに10分ほど待つという情報ネットで見ていたのですが、即抜爪を始めました!
麻酔効いてますか~?触ってるの分かりますか~?と言う確認はしないの?まだ効いてなかったらどうするの~
という不安でまた一汗かきました。術中、痛くはありませんが、引っ張られているような、圧力のようなものは感じました。気持ちはいいものではありませんが、痛みを感じる事はありませんでした。
3.後処置~終了
洗浄か消毒をしたかどうか何をされているか分かりませんが、それらしき事をしていました。足元をあえて見ないようにしていたので曖昧ですみません。そして看護師さんが包帯を巻いて終了。自分の足でベットから降り立って歩けます。
麻酔から手術終了までの所要時間は20分程度でした。
術後の生活注意
- 抗生剤を毎食後飲む事。
- また明後日に診察に来る事。
- シャワーなどで患部を濡らすのは明後日の診察まではしないように。
- デスクワークならば当日からでも普通に勤務していいとの事。
- 普段の生活でOK,歩く事も無理ない程度で構わない。
- 1~2週間痛みが続きますし、今は包帯もてんこ盛りに巻いてるのでゆるいサンダル履きでしのいでください。
- 抗生剤しか処方されてないけど、手持ちの鎮痛剤(ロキソニン)を同時に飲んでOKとの事。(これは調剤薬局の薬剤師に尋ねました)
陥入爪(巻き爪)爪甲除去術の金額
抜爪のみですので金額は安かったと思っています。
【健康保険3割負担の金額】
初診料込みの手術料3,000円 + 抗生剤4日分520円 = 3,520円
術後の痛み
麻酔が切れたらズキズキと痛み出しました。すぐさま鎮痛剤を飲んで痛みは和らぎました。また6時間後に痛みましたが麻酔が切れた時ほどではありません。ですが私は痛いのが嫌いでいつもすぐ薬に頼る根性無しです。また鎮痛剤を飲みました。充分それでしのげています。
何故鎮痛剤は処方されなかったのだろう?この手術は鎮痛剤が必要なほど痛まない設定なのか、もしくは足の指先の痛みにそこまで鎮痛剤が効かないってことなのかなぁ。でも、たまたまロキソニンが手持ちであってよかったと思います。これから手術される方は、鎮痛剤も処方されるかどうか確認したほうがいいと思います(‘◇’)ゞ。
ネットの情報はネガティブだ!
手術の流れでも述べましたが、事前にインターネットで見てみると、麻酔も手術も術後も「激痛」のオンパレード、相当ビビりました。
まあ、ネットの情報だけではなく、幼い頃激痛を伴った外科処置をした経験も思い出して重なり、ここ数日恐怖で様子が変になってたんです(笑)何回も手術して、命に関わる病気して、抗がん剤しても、「痛い」のはホントに嫌です!!!
ネットの情報はネガティブな情報が多いです。人間というものはネガティブな事ほど、匿名で書いて発散したくなります。
痛くなかったよ!や、検査結果が良かったよ!という書き込みよりも、痛い、苦しい事をより多く発信したくなります。ですのでポジティブの情報量より、ネガティブの情報量が多くなってしまいます。
とはいえ、ポジティブな情報が多くあったとしても、検索する側が不安を抱えながら検索する事が多いので、「病名 痛い」などの検索ワードで無意識にネガティブな情報を自ら多く抽出してしまっているのです。そしてより多く検索されたネガティブな情報ほど検索結果の上位に表示されてしまうのです。それが検索エンジンの仕組みです。
今日、私はポジティブな情報をWEB上に残しますね。
巻き爪の手術はそんなに痛くなかったよ!
やっぱり医師の腕による。口コミは大事。
ですが、処置が痛いかどうか、また術後の治り具合がどうか。それは医師の考えや方や腕による部分が大きいとは思います。
みなさん、どうやって自分の地域の開業医の口コミを集めているのでしょうか。この病気ならこの先生がいい。あの先生の治療は痛くない。などなど。
時間があればじっくり近所の人や友達の友達にまで聞いて情報を集める事も出来ますが、時間がありませんし、私は密な近所の人と交流はないんです(;´∀`)
そんな私が今回どうやってこの皮膚科の医師を選んだかというと・・・
内科のかかりつけ医のところの看護師に聞く
という事をしました。ちょうどインフルエンザの予防接種をする時期だったので、先にいつもの内科のかかりつけ医のところへ行き、予防接種ついでに聞きました。内科の医師に足をみてもらい、これは何科にかかればいいですか、と尋ねました。皮膚科がいいんじゃない?との事。
(ちなみに、予防接種直後に巻き爪の手術したり抗生剤使ったりしてもいいそうです。)
そして診察室を出てから熟練した看護師さんを呼び止めて相談して、巻き爪の処置でオススメの皮膚科を聞く事が出来ました。医師に尋ねても、近所の開業医同士の関係的なもので言いづらいのかと思い、あえて医師のいないところで聞きました。
若い看護師さんより、ある程度年齢がいっている女性の看護師さんが躊躇なく話してくれますし、情報量も多いと思いました。
口コミ集めの一つの参考にしてくださいね!
私はこの記事を書いた1年後に、結局また同じ場所を、今度は爪床爪母の形成を伴う複雑手術をすることになってしましました。
コチラをご覧ください。→http://nagai-michi.net/sonota-kiroku-makizume4/