医療用ウィッグの選び方
2016/11/12
医療用ウィッグにもJIS規格がある
インターネット販売などで粗悪な流通品が出回ることが多い為、経済産業省より、医療用ウィッグに関するJIS(JIS9623)が制定されています。審査に合格すると「Medウィッグ マーク」を使用しています。抗がん剤により肌が敏感になっている人に優しいウイッグであるといえます。遊離ホルムアルデヒド等、試験方法などについても規定されているとの事。
ホルムアルデヒド(*_*)?発がん性物質じゃなかったかしら?
癌の治療をしているのに発がん性物質かぶりたくないですよね・・・
ためしに、医療用ウィッグ+JIS規格というキーワードで検索してみると、適合した商品を販売出来るショップ、商品が2万円台から出てきます。
ウイッグの種類
人工毛
安価で見た目がカツラっぽい、不自然な光沢があるという印象ですが、自然に見せる技術も進歩してきています。
人毛
高価で最も自然、地毛のようにブロー、パーマ、カラーが出来ますが、お手入れが大変なので、抗がん剤の治療中真っ只中の体調の悪い時には面倒かな~と思います。治療が終わっても長く付き合う予定があれば人毛がいいと思います。
ミックス毛
手入れのしやすさ、見た目の自然さ、価格、ちょうどすべての中間だと思います。
部分ウィッグ(帽子・バンダナ付き)
入院中や、ゴミ出し、急な来客、ちょっとした外出向けに、さらにもう1個プラス買いするのにいいですね。お値段は数千円~あります。
ウィッグの購入方法
サロンで購入する、作る
その場で試着ができ、相談が出来る。さらにカットなど、今後のメンテナンス計画が出来ます。既製品は3万円台からあり、それでこのサポートはありがたいですね。
作る場合、フルオーダーだと十数万からで、1~2か月かかります。
通販で購入する
試着がOKのところをお勧めします。試着による送料、返送料無料のところも多いです。ありがたいですね。だだし、何日以内に~という期間が短いので、治療の事で慌ただしいさなかなので、返送期限に間に合うように家族にも協力してもらうことをお勧めします。高い買い物ですから^^
医療用ウィッグの助成金がある地区も
助成金制度あり、1万円~3万円ほど補助金を出してくれる自治体もあります。助成を受けられる「条件」がありますので、最新情報をお住いの地区の自治体HPでご確認ください。
医療費控除は
医師が「治療上必要」と認めた場合のみ対象となります。実情的にはあまり認められないと思われます。私の知人はH27年6月段階では認められませんでした。
治療が終わり地毛に切り替える時
髪がのびる速さによりますが、治療終了後半年以上~ショートヘアで地毛に切り替えられると思います。最初に生えてきた毛質が違うことが多いです。毛先が細かったり、くせ毛が強くなったりするので、ある程度長さが出来るまでは「部分ウィッグ」と併用するのもいいと思います。
早く伸ばしたいですよね。そのためのシャンプー、マッサージについての記事を見つけましたので、引用します。
抗がん剤治療終了後はマッサージを行ないましょう。硬くなった頭皮を揉みほぐすことで血行が良くなり、髪にも栄養が行き届きやすくなります。
引用:医療用ウィッグ(女性用)のスヴェンソン「治療中の頭皮ケア」http://www.katsura-ladys.com/kaiketsu/tohicare/
まとめ
- JIS規格が安心
- 人工毛・人毛・ミックス毛、使う予定の期間、使うシーンによって決める
- 購入前に助成金が受けれる地区かチェックする
- 治療中は頭皮のケアをしながら、地毛の準備もする