病気と生活

○人に一人は癌になると言われているのに

よく、「○人に一人は癌になる」という事が言われています。予防、早期発見、癌検診の大切さを啓発するために使われる言葉です。まず、「○人」と伏せて書いているのは、癌全体の事、重複癌などなど、の正確なデータを引用して説明できないのであえて伏せてしまった事をご了承ください。

ですが、それは本当に高い確率で癌になるという事を物語っています。こんなに高い確率で癌になるのなら、本人が癌に罹らなかったとしても、家族や身近な人が癌に罹ったことがあるという人がほとんどではないでしょうか。それにしては、どうしてそういう他人事のような発言をする人が多いの?と思うことがあります。

会話がおかしい様子
「他人事のような言葉」とは、

「癌になったらおしまいだよね。」
「癌だなんて不謹慎な事言わないで。」
「もし自分が癌になったら人生辞めるよ。」

私との会話でこういった発言が出るというのは、私が癌経験者になんて微塵にも見えなく元気そうだからです。私が癌経験者だと知っていたならそんな事は言わないのだとは思います。

でも自分の家族や身近な人が癌だったら、「おしまいだよね。」とは言えないと思います。

私が言いたいのは、こういった発言をする人が悪いと言うのではありません。

そんなに多くの人が癌になるという統計が疑問に思えてきます。家族に一人は癌患者がいるレベルにしては、それに反してよくこういう発言を耳にすることが多いぞ?と。

全ての会話に配慮がないタイプの人の事は差し引いても、癌になったらおしまい発言は多いぞ?と。

本当にそんな沢山の人が癌になるのでしょうか?私の周りはそんなふうに見えません。ですからそんな発言もよく聞くのです。乳がんから15年経つ今、私だけ特別に苦労したような気持ちになる事もよくあります。私の被害妄想かもしれませんm(__)m

私は、今の自分が居る職場などでは必要に迫られない限りは癌経験者であることは言わずに通りたいと思っています。そんな私が理解してほしいなど、この話をする事自体がおこがましいと思ったのですが…

ですが、病気に関わらず、人は何で悩んでいるのか本当は分からないので、自分も発言には注意していきたいなと思ったほんのひとシーンのお話しでした(‘’◇’’)ゞ

                      

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